S2000に乗り始めて、気づけば20年以上が経ちました。
このクルマと過ごした時間は、ただの移動手段を超えて、人生の一部になっています。
今回は、そんなS2000の魅力を「長く乗り続けてきたからこそ感じる視点」で綴ってみたいと思います。
20年経っても色褪せないデザイン
S2000のデザインは、今見てもまったく古さを感じさせません。
ロングノーズ・ショートデッキのFRらしいプロポーション、
無駄のないボディライン、そしてオープン時の美しいシルエット。
20年以上前のクルマとは思えないほど、今でも道行く人の視線を集めます。
F20Cの咆哮と、9000rpmの世界
このクルマの心臓部であるF20Cエンジン。
9000rpmまで回る高回転型NAエンジンは、今ではほとんど見られなくなった存在です。
アクセルを踏み込んでVTECが切り替わる瞬間の音と加速感は、
何年乗っても飽きることがありません。
むしろ、年々その「機械としての美しさ」に惚れ直しています。
走るたびに「学び」がある
S2000は、ドライバーの操作にとても敏感なクルマです。
荷重移動、ステアリング操作、アクセルワーク…
どれか一つが雑だと、すぐに挙動に現れる。
でもそれが楽しい。
走るたびに「もっと上手くなりたい」と思わせてくれる、まさに“先生”のような存在です。
維持する楽しさ、直す喜び
20年も乗っていると、当然トラブルもあります。
でも、それを一つひとつ直していく過程もまた、愛着を深める時間。
最近ではサブフレームを新品交換し、足回りもリフレッシュ。
自分の手で整備したり、信頼できるショップと相談しながら仕上げていくのも、
このクルマと長く付き合う醍醐味です。
S2000は「完成された未完成」
S2000は、乗る人の技量や感性によって表情を変えるクルマです。
だからこそ、20年経っても「まだこのクルマを使い切れていない」と感じる瞬間がある。
それが、飽きることなく乗り続けられる理由なのかもしれません。
これからも、S2000とともに
S2000は、ただのクルマではなく、人生のパートナー。
これからも、サーキットで、ワインディングで、そして日常の中で、
このクルマと一緒に走り続けていきたいと思います。
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