昨日に引き続き、2024年11月25日も鈴鹿サーキットで開催された「S2000 Driving Meeting」に参加しました。
2日目は、本コースのオープン走行と南コースでの実践走行が中心のプログラム。
天候にも恵まれ、S2000を存分に楽しむことができた一日でした。
■ 本コースをオープンで走行する貴重な体験
早朝、まだ朝日が昇り始めた時間帯に、鈴鹿本コースをオープン走行。
これは、通常のサーキットイベントではなかなか体験できない、非常に貴重な機会です。
- 路面温度が低く、タイヤのグリップも控えめ
- 先導車付きで、約80〜120km/hのペースで巡行
- オープン走行ならではの開放感と緊張感
サーキットの空気を肌で感じながら走るこの体験は、一生の思い出になるほどの感動でした。
■ 南コースでの実践走行と学び
朝食・チェックアウト後、オリエンテーションを経て南コースへ移動。
約30台のS2000を2グループに分けて、ストップ&ゴー形式で走行を行いました。
南コースは約1.2kmのテクニカルなレイアウトで、ヘアピンやS字が織り交ざった構成。
普段は4点ベルトを使用していますが、今回は周囲に合わせて純正シートベルトで走行。
■ スムーズな操作を意識した走り
講師からの「スマートに走らせる」という言葉を胸に、
今回はタイムを追うのではなく、スムーズな車の操作を目標に走行しました。
- 急な操作を避け、じんわりとアクセルを開ける
- ブレーキはしっかり踏むが、急制動は避ける
- ヒール&トゥで回転を合わせ、荷重移動を意識
- コーナー立ち上がりは、リア荷重を感じながら丁寧に加速
周回を重ねるごとに、ブレーキポイントやライン取りが洗練されていく感覚があり、
「思った通りに車が動く」ことの気持ちよさを改めて実感しました。
■ 意図的なスピン練習とコントロール
今回は自由度の高い走行だったため、意図的にスピン状態を作り、カウンターの練習も実施。
高速度域でもスピンしないように、アクセル操作とステアリングの連携を意識して走行。
こうした練習は、一般道での緊急回避にも役立つ可能性があると感じました。
■ 昼食&講師との交流
走行後は昼食をとりながら、講師の方々と交流。
S2000の初期モデルのリアトー変化の話や、中期・後期での改良の経緯など、
開発者・プロドライバー・一般ユーザーそれぞれの視点からの話が聞けて、非常に有意義な時間でした。
■ まとめ:走りの本質に触れた2日間
この2日間のS2000 Driving Meetingを通じて、
「速く走ることだけがすべてではない」ということを改めて実感しました。
肩の力を抜いて、丁寧に車と向き合うことで、走りの質が変わる。
そして、S2000という車の奥深さと、開発者のこだわりに触れることで、
より一層この車を好きになった2日間でした。