■修理時に選んだコンデンサ
NSXのメーター修理にあたり、交換した電解コンデンサはすべて耐熱105℃品を選定。初期状態の容量はそのままに、信頼性と長寿命を重視しての選択です。
電解コンデンサの寿命に最も影響するのは「温度」。
周囲温度が高いと、内部の電解液が蒸発し、静電容量が低下。
これが性能劣化につながり、最終的には寿命を迎えます。
コンデンサの寿命は、周囲温度が10℃下がるごとに2倍に延びるという法則があります。
つまり、温度管理と耐熱性の高い部品選びが、長期安定動作の鍵になるということです。
温度以外にも、以下の要因が寿命に影響します:
これらを考慮すると、車載環境で使うコンデンサには、より高い耐性が求められるのは当然のこと。
ですが、今回の確認した基板には、85℃のものが複数ついていました
以前に修理された、方なのでしょうか?こんなところ
手を抜かないでほしいと思う箇所になります。
今回の修理では、耐熱性を重視したコンデンサ選びが功を奏し、メーターは安定動作中。
DIY修理だからこそ、こうした部品選定にもこだわりを持てるのが楽しいところです。