S2000を長年所有し、定期的に車検やリフレッシュを行ってきた中で、ここ最近、
無限パーツの供給状況が大きく変化していることを実感しています。特に今回の車検では、その変化が顕著でした。
■ 2023年の車検時にはまだ揃っていた無限パーツ
前回(2023年)の車検時には、以下のような主要パーツがまだ入手可能でした:
- 無限マフラー
- エアクリーナー
- オイルパン
これらは、性能向上だけでなく、消耗品としての交換も視野に入れていたため、比較的安心して維持できていました。
■ 2025年現在、販売されている無限パーツはごく一部に
しかし、今回の車検時に確認したところ、販売されている無限パーツは大幅に減少していました。現在入手可能なものは以下のような一部に限られています:
外装関係
- フロントウィング
- リアウィング
パフォーマンス関係
- フロントブレーキローター
- リアブレーキローター
- アクティブフロントブレーキローター
その他
- デフマウント
- エンジンマウント
- 各種ブッシュ類
- エアクリーナーメンテナンスキット
- エアフィルター
かつては「まだ出る」と思っていたパーツが、気づけば次々と販売終了。昨年交換したオイルパンも、今では入手困難になっており、「あの時交換しておいてよかった」と思う反面、今後の維持に不安を感じています。
※オイルパンは心配しなくても、そうそう壊しませんが
■ 消耗品が手に入らないという不安
特に困るのが、マフラーといった消耗品が手に入らないことです。現在装着している無限マフラーは、音量的にはまだ問題ありませんが、サーキット走行を重ねると音量が上がり、車検非対応になるリスクもあります。
「無限はとっておいて、普段使いは別のマフラーにした方がいいのか?」
そんなことを考えるようになったのも、部品供給の不安があるからこそです。
■ ネオクラシックカー維持の現実
S2000のようなネオクラシックカーは、ただの趣味車ではなく、時代の技術と情熱が詰まった文化的資産だと感じています。しかし、その維持には以下のような現実が立ちはだかります:
- 部品供給の終了(特に純正の消耗品)
- サーキット走行による消耗と車検対応の両立
- 代替パーツの選定と信頼性の見極め
■ まとめ
S2000をこれからも走らせ続けるためには、「今あるうちに交換しておく」判断や、「代替手段を確保しておく」備えがますます重要になってきています。
無限パーツの供給状況は、ネオクラシックカー維持の難しさを象徴する一例ですね。
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