■ 修理完了…でもタコメーターがふらふら?
先日、NSXのメーター基板修理を終えて車両に取り付けたのですが、アイドリング中にタコメーターがふらふらと不安定に動く症状が残っていました。
「これはおかしい…」と思い、再度メーターを取り外して分解してみることに。
先日、NSXのメーター基板修理を終えて車両に取り付けたのですが、アイドリング中にタコメーターがふらふらと不安定に動く症状が残っていました。
「これはおかしい…」と思い、再度メーターを取り外して分解してみることに。
タコメーターの根本にあるコイル部分を確認したところ、なんと…
コイルが断線している!
しかも、横にヒゲのように出ている線とわずかに接触しているだけという状態。
これでは、振動などで接触が変化し、動いたり止まったりするのも納得です。
とりあえずの対応として、別途用意した導線でコイルを延長し、ボビン端子にはんだ付けしました。
動作は安定しましたが、やはりこの部分は信頼性が気になるため、新品部品の入手を検討中です。
今回の不具合の原因が分かってみると、これまでの症状の説明がすべてつながります。
振動によって接触が変化し、タコメーターがふらつくという現象は、まさにこの断線が原因でした。
メーター基板の修理だけでは解決しなかったタコメーターの不調。
原因は、コイルの断線という意外な箇所にありました。
DIY整備では、こうした「見落としがちな部分」にも目を向けることが大切ですね。
次は、コイルの新品交換と最終動作確認を行いたいと思います。