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【NSXメンテナンス記録】クーラント漏れ修理と水温管理の課題

以前から気になっていたクーラント漏れについて、ようやく本格的なメンテナンスを行いました。
漏れていたのは、ラジエーター部分とリザーバータンク
写真でもわかるように、ラジエーターにはじんだ跡が見られ、確実に漏れている状態でした。
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■ リザーバータンクの破損原因

リザーバータンクについては、以前の記事でも触れましたが、
NSX-R風のエンジンフードカバーに変更したことが原因かもしれません

日光にさらされることで、タンクが硬化・割れを起こしてしまったようです。



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■ メンテナンス内容

今回の修理は、以前もお世話になったKSPファクトリー様に依頼しました。

交換部品:

  • ラジエーター:KOYO社製アルミ2層タイプ
  • リザーバータンク:純正品
  • その他:ラジエーターキャップ、エキスパンションタンク、エキスパンションアッパーホース

使用クーラント:

  • WAKO'S パワークーラント

信頼性の高いパーツとクーラントを使用し、安心感のある仕上がりになりました。
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■ 交換後の変化と気になる点

交換後、走行してみたところ、水温計の針の位置に変化がありました。

  • 交換前:エンジン始動後30分ほど街乗りすると、針は真ん中より少し上
  • 交換後:同条件で、針は真ん中より少し下

冷えすぎているのか?それとも適正なのか?
NSXの適切な水温がわからないため、少し不安もあります。


■ 水温管理の課題

NSXの純正水温計は、目安としては使えるものの、正確な数値はわかりません
そこで、ECUから直接データを取得できる専用メーターの導入を検討中です。

理想は、F-CONなどの外部制御ユニットを使って、正確な水温をモニタリングすること。

S2000のようにOBD2があれば簡単なのですが、NSXにはそれがないため、
後付けも難しく、ダッシュボードに機器を増やしたくないという悩みもあります。


■ まとめ

今回のメンテナンスで、クーラント漏れの不安は解消されました。
しかし、水温管理という新たな課題も見えてきました。

NSXのような旧車では、一つ直すと次の課題が見えてくるもの。
それもまた、オーナーとしての楽しみのひとつかもしれません。