私が所有している愛車、NSXとS2000。
どちらも製造から20年、30年と時が経ち、今なお魅力的な存在であり続けています。
しかし、長く乗り続ける中で、やはり避けて通れない課題も見えてきました。
今回は、旧車オーナーとして感じている現実的な問題を整理してみたいと思います。
■ 純正部品の再生産が追いつかない
特に困っているのが、ゴム部品(ウェザーストリップやブッシュ類)や内装パーツの欠品です。
これらは経年劣化が避けられず、交換が必要になる部品ですが、再生産されにくいのが現状です。
電装系も同様で、部品が手に入らず修理が難航するケースも増えてきました。
■ 整備マニュアルのデジタル化が進んでいない
古い車の整備書は紙媒体のみで、入手が困難なことが多いです。
PDF化やオンラインでの共有が進んでいないため、整備情報へのアクセスが難しいのも悩みの種です。
■ 専門ショップの減少
クラシックカーを扱える専門ショップやレストア工場が減少しており、
場合によっては遠方まで車を運ばなければならないこともあります。
■ 技術・知識の継承が課題に
ベテラン整備士の引退により、技術やノウハウが失われつつあるのも深刻な問題です。
特にNSXのような特殊な構造を持つ車は、経験のある整備士の存在が不可欠です。
■ それでも、希望はある
幸い、私の周囲にはNSXやS2000に詳しい信頼できるショップがあり、
整備や相談に困ることは少ないのですが、部品の欠品問題は年々深刻になってきています。
そんな中、先日発表されたHondaの「純正互換部品」供給とレストアサービスの開始は、
まさに希望の光です。
■ これからに向けて
NSXもS2000も、ただの「古い車」ではなく、時代を超えて愛される名車です。
だからこそ、メーカーやコミュニティ、ショップが連携し、
部品供給・技術継承・情報共有の仕組みを整えていくことが、今後ますます重要になると感じています。
このような形で、旧車オーナーとしてのリアルな声をまとめてみました。
ご希望があれば、図表や写真を加えたり、SNS向けの要約版も作成できます。
さらに深掘りしたいテーマ(例:部品の3Dプリント活用、整備士育成など)があれば、ぜひ教えてください!
